こんにちは!マンゴーです(^^)
今回は、測量した三次元点群をどのように活用するかについてお話したいと思います。
工事内容は路床盛土工。
工事を始める前に路体部分(現況地盤)が図面の設計と合っているかを確認します。
※これを起工測量といいます。
もし現況地盤線と図面の設計が合わないと・・・
設計を変更しないと、路床が作れない。(工事がストップ)
また、設計が変わると、材料(数量)、施工期間、工事に係わる人手 等も変わる。
ということになるので、起工測量はとても重要です。
⇩ 地上レーザースキャナーを用いて着工前の現場を測量したものです。
地上レーザースキャナーは測量する場所にもよりますが、だいたいは1日まるっと
測量に時間がかかるため、一部ですが工事車輌が入ることもあります(^^;)
あとは、現場に設置している丁張も動かせないので点群として見えてしまいます。
そのため、地盤(地形)に関係のないものを取り除く 『 点群処理 』 を行います!
工事車輌と丁張を削除できました!
次は、現況地盤線の抽出です。
抽出するための機能を使うと、点群の一番低い点同士を結び(赤線)、
測量した地形がはっきり見えるようになります。
最後に、この現況地盤線(赤線)を図面に作図します。
おぉ~(*^0^*)
設計と現況地盤線(赤線)がほぼ合っていますね(^^)b
確認できたので、無事、次の工程に工事が進みます。