こんにちは刈谷梨です。
連休も中休み、
さて映画です。
世界一と言われた映画館
ドキュメンタリー映画祭が作った映画です。
酒田大火の元になり、なくなった洋画専門の映画館グリーンハウスの話です。
グリーンハウスというと、酒田大火と一緒に語られます。
1976年(昭和51年)10月29日、
戦前からある酒蔵倉庫を改造して作った
木造の映画館であったため、海からの強風であっという間に、
アーケードの上と下を炎が走り一晩中燃え続けた恐ろしい火事がありました。
余目や藤島からもまっかに燃え上がる酒田の空を見ることができました。
火元になったことで、この映画館は
再建されることも、長いこと語られることもありませんでした。
映画の内容はこの映画館で青春を過ごした人々の証言集です。
この映画館がどんなに人々に愛されていたか。
当時東京でロードショーされる洋画が、
地方で同時に上映されるという極めてまれな映画館だったとか、
劇場でコンサートも開かれていたとか、
たくさんの逸話がありますが、
「世界一の映画館」と故淀川長治さんが評したことでこのタイトルがあります。
一軒の映画館だけどたくさんの人
一人ひとりの心の中にある特別な場所であったのだなって思いました。
梨は、父が若い頃よく行った
とても良い映画館だったぐらいしか聞いてません。
もう少し先に生まれていたら
体験できたのになって思ったものです。
なくなったからなお更手の届かない夢の館ですね。