こんにちは 刈谷梨です。
2本立てです。
1本目。
「黄金のアデーレ 名画の帰還」
タイトルは知らなくても
このタッチの絵は見たことがある人多いのでは。
グスタフ・クリムトの有名なこの絵は、
オーストラリアのバウアーさん家からナチスに没収され、
戦後は国家所蔵の美術品としてオーストリアの
ベルヴェデーレ美術館に所蔵されていたもの。
正当な所有者であるフェルディナント・バウアーの姪マリア・アルトマンが
所有権を訴えて裁判を起こした7年の顛末を映画にしたものです。
ヘレン=ミレン演じるマリアは
ナチスに侵攻されたオーストリアを命からがら
脱出してアメリカに逃れた人です。
生まれた国や大切なものを捨てなければならなかった。
どんな気持ちだろう。
祖国だった国の仕打ちにも果敢に立ち向かい
まっとうな審判を勝ち取ったマリアは89歳になってました。
「恥を知りなさい」「人間は忘れてしまうの」
とても印象に残ったセリフです。
現代の絵画を取り戻す話と
この絵にまつわる家族の思い出の話が上手く交わります。
みた後、二つの時代へ行ったような疲労感がありました。
是非みてみてください。
みごたえあります
2本目。
「ミケランジェロ・プロジェクト」
ナチスに略奪された美術品を取り戻すアメリカ軍の話です。
こちらも合わせてご覧くださいませ。
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